宅建士が増えて！何か国民の役に立つのか？
2023年10月02日
わが国における総人口減少の中、増え続ける宅地建物取引士の保有者について論じてみました。
極端な話、空き家は減らず、宅建士だけ増えて意味があるのだろうか？
各予備校は、こぞって転職に有利などと唱って“受講生”を募集しているが、合格後のフォローは全くおこなっていないのが現実です。
正直なところ、人口減少の影響により不動産市場は変化しており、特に日本においては過去数十年にわたりこの問題が議論されています。
宅建業者や宅建士の数が増え続けている理由とその影響については複数の観点があります。
①市場への参入
不動産取引は、専門的知識と資格が求められるため、宅建士の資格を取得することは一定の信頼性と知識を示すことにつながります。増え続ける宅建士保有者は、不動産市場への参入のしやすさや、新たな機会を求める人々の存在を示しているかもしれません。
②教育と訓練
宅建士資格の取得は、個人が不動産業界において高い専門知識を持っていることを示すものと見なされています。教育と訓練の機会が増え、より多くの人々が資格を取得することが可能になっている可能性があります。
③市場の競争
保有者数が増加する一方で、市場は人口減少の影響を受けているため、競争はさらに激化している可能性があります。これは、不動産業者や仲介業者にとって、競争力を保つためにはさらなる専門知識や資格が求められることを意味しているかもしれません。
④不動産の価値の認識
不動産は、長期的な価値を持つと広く認識されているため、宅建士資格を取得することで、個人や企業が不動産市場における強固な位置を築くことを目指している可能性があります。
⑤テクノロジーの影響
テクノロジーの進歩により、不動産取引がより効率的かつ透明になり、新しいプレーヤーが市場に参入しやすくなっている可能性があります。また、不動産関連のデータアクセスやオンラインマーケティングツールの利用により、宅建士が新しい機会を見つけやすくなっているかもしれません。
これらの要因は、宅建士保有者の増加と人口減少という背景における不動産市場の複雑な状況を反映しています。
市場の調査と分析を続けることは、不動産プロフェッショナルにとって重要であり、この変化する環境で成功するための戦略を立てることが重要です。
