「賃貸案内」をされる際の注意点
2024年01月03日
不動産業者の賃貸物件の案内の順番は、お客様の希望条件にもっとも合致する物件を第1候補として、それ以外の物件と比較して優位性を目立たせるように決めます。
いわゆる、「見せ物件」と「決め物件」です。
営業マンはあらかじめ、「決め物件」を決めています!
例えば、お客様の第1条件が日当たりの良さだとしたら、日当たりの悪い物件を先に見せて、最後に第1候補の物件を案内すると、日当たりの良さが際立って感じられるでしょう。
逆に、第1候補の物件を真っ先に案内し、2番目3番目と劣る順に案内すると、他の物件と比べて第1候補の物件がより魅力的に見えるかもしれません。
どちらの方法が良いかは、お客様の反応や物件の特徴によって変わりますが、どちらにしても第1候補の物件を強調することが大切です。
賃貸物件の案内のコツは、お客様の希望条件にもっとも合致する物件を第1候補として、それ以外の物件と比較して優位性を目立たせることが重要です。
さらに、具体的にいえば、余裕があれば以下のようなことに注意しますね。
- 物件案内前に入念な準備をする。
空気を入れ替えたり、アロマを焚いたり、部屋を明るくしたりするなど、物件
を魅力的に見せる工夫をする。
- 物件案内中にセールスをしない。
お客様のペースに合わせて、聞かれたことに答えるくらいでちょうどいい。
- 物件案内の前に見るべきポイントをまとめて伝える。
お客様がどこを見ればいいかがわかりやすくなる。
- ステージングでイメージが湧きやすくする。
家具を配置した写真を見せることで、生活をしているイメージを持ちやすくす
る。
- 昼と夜、2回案内するのが理想です。
時間帯によって気になる点が違う場合があるので、お客様に時間をとってもら
えるなら、昼と夜、または平日と休日など、時間帯を変えてご案内する。
以上のように、お客様の心をつかんで成約に導くためには、事前準備や物件案内の順序、お客様のペースに合わせることなどが大切です。
しかしながら、2月~3月の繁忙期は、案件の数をこなすために、上記のような余裕がありません。
そこを考慮し、お客様は物件を選定すべきです。