認知症の人が見ている世界
2021年12月08日
《お勧め度》 ★ ★ ★ ★ ☆
《宅建Dr.のコメント》
認知症は誰にとっても身近なものになっていくと予想されます。にもかかわらず、認知症は、長年、誤解され、偏見にさらされてきた病気だと言えます
しかし、認知症になったからとはいえ、何もかもわからなくなるわけではありません。私たちはこれからの社会に向け、医師や専門職だけでなく、家族や地域の方にも、認知症に対する正
しい知識を身につけていかなければなりません。
「認知症になったら人生が終わり」という考え方は、今や過去のものです。
「認知症」を正しく理解するための解説書として、マンガで書かれている部分も多く、たいへんわかりやすい良本です。
【タイトル】 マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界
【著 者】 川畑 智 【監 修】遠藤 英俊 【編集人】水城 孝敬
【発売元】 わかさ出版
【発行日】 2021年7月2日
【本の概要】
プロローグ
1 認知症の世界をのぞいてみよう
2 認知症の「?」をひも解く事件簿
~心の中を推認するコツ~
3 コラム 安心を引き出す「声かけ」と「会話」のポイント
4 医療解説 パーソン・センタード・ケアとは
5 地域解説 地域にある介護の相談窓口
エピローグ
「認知症の人とともに暮らせる社会をめざして」
あとがき