やってはいけない「実家」の相続
2023年09月11日
《お勧め度》 ★ ★ ★ ☆ ☆
《宅建マイスター・フェローのコメント》
この図書は、相続税や維持費など実家を相続するときに知っておくべきことを分かりやすく解説した本です。相続に関する基礎知識や事例、相続対策のヒントなどが盛り込まれています。
【タイトル】 やってはいけない「実家」の相続
【著者】 天野 隆
【発行者】 小澤 源太郎
【責任編集】 株式会社 プライム涌光
【発行所】 株式会社 青春出版社
【印刷】 中央精版印刷
【製本】 ナショナル製本
【第1刷】 2015年4月15日
【本の概要】
目次
はじめに
第1章 住まない、売れない、分けられない・・「実家」は相続するべきか?
「相続」には2つの意味がある
「住まない実家」を相続するとかえって損をする!?
空き家のある人が増えている背景
持ち家のある人が「実家」を相続している
土地とお金、相続するならどっち?
相続は不動産が6割。だからモメる!
端境期にある「本家」「分家」という意識
こんなきょうだい構成は要注意
あえてモメることを避ける人もいる
「介護」も空き家になるタイミングのひとつ
第2章 「住まない実家」のしまい方にはコツがある
「住まない実家」でも、すぐに売らない人がほとんど
時間を置くことに意味がある
「売れない」ではなく「売らない」空き家も増えている
実家を有効活用するあの手、この手
「住まない実家」は金食い虫
「空き家問題」の根底にある税金のルール
「住まない実家」を売るなら3年以内がおすすめ
いっそ、タダで手放すことはできるのか?
あえて生前に手放すという選択
「実家」はなくなっても「家」は遺る
形見分けもモメるきっかけのひとつ
お金ではなく愛情を巡って争うことも
相続の本質を唄った『邂逅』
第3章 知らないと困る!相続の基礎知識
税制改正で、2人に1人が相続税対象者に!?
相続税の申告リミットは10カ月
相続人になれる人、なれない人
「実家の相続問題」は2度目の相続のち起こる
遺言書の有無で相続は大きく変わる
遺言書の遺す人は1割にすぎない
「平等な相続」になることはまれ?
モメて損をするのは相続人自身
相続財産はお金、不動産だけではない
「同居」「二世帯住宅」は相続税で得をする
賃貸物件も相続税が安くなる
税務署に狙われやすい通帳があった!
借金があった場合の対処法
相続税がかからないものもある
相続税を今すぐ払えない。そんなときどうする?
相続の行方を左右する、相続人以外の関係者
【コラム】論より焼香
第4章 日本一相続を見てきてわかった「相続以前」に大切なこと
本来、相続対策は親にとってメリットがない
「相続」を「争族」にするか、「爽族」にするか
相続は「当たり前」ではなく「有難い」もの
その相続対策では、かえって親子の縁が切れる!
親ができる相続対策・・生前贈与で相続財産を減らす
建物の修繕・土地の測量で不動産経費を減らす
遺言書を用意する
今後の方針を示しておく
子どもができる相続対策・・親が喜ぶ「ひとり帰省」のすすめ
「聞き上手」は「相続上手」
自分史づくりは親とのコミュニケーション
親が元気なうちからできることがある
実家を「親の記念館」にする一石二鳥のリフォーム
「二次相続はすべて配偶者に」が原則
きょうだい・親戚には「気を遣ってつかって金使う」
金額が少ない相続ほどモメる
円満解決をかなえる3つの考え方
相続で納得できないときの気持ちのおさめ方
相続とはお金、ものだけでなく「思い」も引き継ぐこと