民事における意思能力の判断事例集
2023年12月08日
《お勧め度》 ★ ★ ☆ ☆ ☆
《宅建Dr.のコメント》
この図書は、意思能力、事理弁識能力、遺言能力という民法上の能力概念について、それらの違いや関係を整理し、平成10年以降の裁判例や審判例を分類・整理して事例集としてまとめています。
実務家や学生だけでなく、一般の方にも意思能力や法律行為に関する知識を深めるために役立つと思います。もし興味あれば、ぜひ読んでみてください。
【タイトル】 民事における意思能力の判断事例集
―取引行為、遺言、婚姻、養子縁組等―
【著者】 平田 厚
【発行者】 新日本法規出版株式会社
代表者:星 謙一郎
【発行所】 新日本法規出版株式会社
【初版発行】 令和2年9月23日
【本の概要】
目次
第1章 民法における意思能力概念
第1 意思能力・事理弁識能力の従来の理解
第2 民法債権法改正における議論
第3 これからの意思能力概念
第2章 取引行為と意思能力
第1 取引行為の分類
第2 事例の特徴と傾向
事 例
1 売買契約
2 消費賃借契約・抵当権設定契約等
3 預金取引
4 連帯保証契約
5 賃貸借契約
6 訴訟委任契約・訴訟契約
7 投資信託契約
8 変額保険契約
9 贈与契約・死因贈与契約
第3章 遺言における意思能力・遺言能力
第1 事例の選択方針
第2 事例の特徴と傾向
1 HDS-R・MMSEの評点に基づく判断
2 遺言内容による判断
事 例
第4章 その他の事案における意思能力
第1 親族法上の意思能力
第2 婚姻・養子縁組の事例の特徴と傾向
第3 その他の事件における意思能力
事 例
1 婚姻
2 養子縁組
3 その他