図解 百万都市を俯瞰する 江戸の間取り
2021年05月27日
《お勧め度》 ★ ★ ☆ ☆ ☆
《宅建Dr.のコメント》
本書は、当時世界最大の都市、江戸のお話です。
江戸を知れば、それがどのように現代に受け継がれてきたかがわかります。
当時の江戸は、武家地が約70%を占め、町人が住む町人地と寺社地が同じく約15%
を分け合ったことが分かっています。
江戸が百万都市に成長する転機となったのが、明暦3年(1657年)に起きた明暦の大火である。
江戸城をはじめ城下町の過半が消失する大惨事であったが、幕府はこれ教訓に江戸の防災都市を強力に推進していきました。
ちなみに、江戸時代、その90%以上の物件が現代で言う「心理的瑕疵物件」、いわゆる「事故物件」であった。つまり、自宅で亡くなったいたということですね。
いろいろ知ると新鮮な気持ちになります。
【タイトル】 図解 百万都市を俯瞰する 江戸の間取り
【著 者】 安藤 優一郎
【発売元】 株式会社彩図社
【発行日】 2020年6月24日
【本の概要】
総説
1 江戸の間取り
2 武家地の間取り
3 町人地の間取り
4 寺社地の間取り
5 江戸郊外地の間取り