弁護士が実践する不動産投資の法的知識
2021年07月09日
《お勧め度》 ★ ★ ★ ☆ ☆
《宅建Dr.のコメント》
冒頭に、本書記載の意見・データについては、考え方の道筋を示すものであり、その正確性・確実性を保証する者ではありません。
さらに、本書記載の内容は、市場環境の変化や法律・会計制度、税制の変更、その他の事情に影響を受けることがあります。と布石は打ってあります。
さすがは弁護士が書いた投資の本だとおもいました。
ただ、中身については、やや難解な部分もあり、初心者向けでなく、中上級者向けであるとおもいます。
【タイトル】 弁護士が実践する不動産投資の法的知識・戦略とリスクマネジメント
【著 者】 堀 鉄平
【発売元】 日本法令
【発行日】 2019年3月20日
【本の概要】
はじめに
1 総論
不動産投資の立ち位置を決める
攻めの不動産投資(オポチュニティ型)の検討過程
2 法的知識を駆使したオポチュニティ型投資
容積未消化の古ビル、立て替え困難、融資困難な物件
相続トラブルの物件
売主の判断能力に疑義があって、売れ残っている物件
瑕疵担保責任免責物件
借地権物件
境界が不明確な土地
心理的瑕疵物件
3 法的知識を駆使したバリューアード型投資
バリューアードの方法論
賃料収入を増やす
支出を減らす
本来入るべき賃料が確実に入るようにする
4 法的知識を駆使したリスクマネジメント
破産リスク
家賃滞納リスク
免責事項
迷惑行為に対するヘッジ
無催告解除特約
法廷更新でも更新料確保
共有トラブルの予防
資産凍結リスクのヘッジ
夫婦財産契約
海外不動産投資
5 不動産コンサル事例
オポチュニティ型~立ち退きの段取り
リスクマネジメント(共有トラブル)
バリューアード型~顧客の本社ビル売却
オポチュニティ型
バリューアード型
バリューアード型~土地の最有効活用
オポチュニティ型+バリューアード型~ホテルファンドの組織
巻末資料
建物賃貸借契約書 ひな形
おわりに